11月26日に国立オリンピック記念青少年総合センターで行われた『日本乳幼児精神保健学会 第20回全国学術集会』ポスターセッションにおいて、高崎保育所副園長:藤井信之が「固定観念が育児ストレスの及ぼす影響」についての論文発表をしてまいりました。
今回は発表論文が多くテーマ別に3ヶ所同時進行で行われたのですが、多くの聴衆の方にお集まりいただいきましてありがとうございました。育児ストレスや、マインドセットについて今後の研究にも繋がるような活発な質疑応答も行われ有意義なポスターセッションとなりました。
開会式で渡辺久子先生(日本乳幼児精神保健学会会長)の言われた『フェイクニュースに惑わされないように…』という視点は、藤井の言う『固定観念を強く持たないで…』に通じる問題であり、シンポジウムにおいて長谷川京子先生(みのり法律事務所:弁護士)がおっしゃっていたことは、正に『ステレオタイプ脅威の悪影響について』そのものでした。
最初は研究内容が学会の趣旨に沿わない点があるか少し気になっていたのですが、皆の発表を聞くにつれてそのような心配は徐々に薄れていきました。そしてトロント大学精神科臨床准教授・ラトビア医学アカデミー精神科のキャスパーズ・チューターズ氏の「幼少期に受けた虐待が大人になってからの言動に及ぼす影響」についてのお話は、とても参考になり、『0プロセス』については、もっと詳しく学んでいかなくてはと思いました。
今回学会発表をするに当たりまして、研修会等におきまして相談させていただき、有形無形にご指導ご鞭撻いただきました、聖マリアンナ医科大学小児科学教室新生児分野名誉教授の堀内勁先生、いぬかい小児科の犬飼和久先生、新津小児科の新津直樹先生、そして高崎保育所の評議員でもある東京未来大学子ども心理学准教授・育児工学の小谷博子先生にこの場を借りまして御礼申し上げます。
副園長:藤井信之